Cappadocia 3 ウチヒサール城

朝、昨日の疲れが残っていたけれど目を覚まし、外のテラスに出た。乾燥地帯の夏の朝、冷えた空気は冬のように透明で、澄み渡っている。今日は気球が飛ばなかった。気球は風に弱く、夕方から強い風の吹くカッパドキアでは飛ばない日も多い …

Cappadocia 2 チャウシン村

朝、早くに目が覚めて顔を洗い歯を磨いて外に出る。起きれてよかった。日の出まであと15分くらい。すでに薄ら明るいが、外は寒い。ボゥーボゥーと気球が火を吹く音がするの聞きながら、急足で、丘の上へと上がった。すでに、たくさんの …

Cappadocia 1 地球の息遣い

目が覚めたとき、目の前に赤い丘陵が広がっていた。初めて目にする世界だった。 ちょうど日の出の時刻、前方の丘から太陽の光が差し込む。朝一番初めの太陽、ものすごく強い光だった。 砂漠のような乾燥した丘がいくつも連なる一本道、 …

Istanbul 3 ビザンツの宇宙

イスタンブールに滞在したのはたったの3日。行ける場所も限られる。私の滞在している中心地からは少し離れた一つのモスクが気になって仕方なかった。イスタンブール滞在最後の日、そのモスクへ向かってみたけれど、バスの乗り継ぎに失敗 …

Istanbul 2 トルコの朝食と街歩き

トルコでの初めての朝、食堂のある最上階まで、階段を上がる。ピンク色の壁に絵が掛けられた階段が可愛いなと思った。朝の眩しい光が差し込む食堂には朝食がずらりと並べられていた。光の降り注ぐ席を選び、座る。 鮮やかな皿と、まっさ …

Buscalanへの旅 2日目

横で鳴かれているのかと思うほど近くで鶏の大きな鳴き声で眠りの世界から引き戻される朝方、あれは一体何時だったんだろう。まだ暗かったことは記憶している。昨晩の夜、落ち着ける雨音に誘われ、深い深い眠りのなかからぐいんっと引き上 …

Tribal Tattoo(Batok)について

ここではタトゥーのこと。ひとつは、カリンガ地方のトライバルタトゥー(バトック)の文化についてもうひとつは、個人的なタトゥー観について。 トライバルタトゥー(バトック)について 実は私は、土着文化の人々の受け継ぐ幾多的な太 …