Tbilisi 2 マーケットへ

ジョージア・トビリシに来て、観光には特に興味もなく、ご飯の材料を買いにマーケットを探した。列車駅のすぐ近く、大きなマーケットがある。トビリシ中央市場だ。首都にあるマーケットは大体観光化されていることが多いけど、トビリシのマーケットは暮らしを支える商い場としてちゃんと庶民で賑わっていた。こういうところにこそ、美味しいものや面白いものが潜んでいるはず…

地図のDezerter Bazaar周囲は個人のお店が並んでいるのでぐるぐる巡るだけで楽しい

ジョージアはパスタや小麦から豆、野菜、ナッツ、スパイス、おやつのクッキーやチョコレートなどあらゆるものが量り売りで買える。野菜や果物は小さな露店がいくつも出ていて、農家さんがそのまま売りに来ているような風情。

ハーブに囲まれるお婆さん、美しく、紫色のハーブを買い、レンズを向けさせてもらう。

チーズ屋さんでは皆、チーズをぷにぷに触って、ちゃんと試食もして購入。その様子をしばらく眺め、私もチーズを小さく切ってもらった。後はマトォーニというヨーグルトも。

ジョージアではパンというと窯で焼いたショティ一択。でもマーケットのあたりにはパン屋さんがいくつかあり、数種類のパンが売られている。素朴で、美味しい。マーケットに行くたび、ここのパン屋さんに寄り、おやつやお昼に買っていた。

初めの頃、マーケットで見かける今まで見たことのないハーブ類やスパイスの数々に、興味はあるけど使い方が分からないなぁと思っていたゲストハウスに泊まっていた時に、ハウスキーパーをしていたロシア人の子が朝食に淹れてくれたハーブティーは甘い香りがして、後からポットを見ると、乾燥したハーブではなく紫色のフレッシュハーブだった。数日後、マーケットでその紫の葉を見かけたのでこれは何?と聞いてみるとバジリコだと返ってきた。バジリコって、バジル?確かにジョージアではバジルって、見ない。ジョージア的にバジルはこれなのかな。でもバジルのような苦味のある香りとは全然異なる甘く癖のない香りだった。

そうやって少しずつ色々なものを試すのが楽しくなって、色々挑戦してみた。チーズやヨーグルト屋さんで手作りのマツォーニを試してみたり、チーズ屋さんで指差ししてチーズを一人ように小さくカットしてもらったり、手作りのペーストを買ってみたり。暮らしの目線で遠い地に身を置き、その土地の風土を感じながら解像度を上げてゆくことが、楽しい。

トビリシに来たのは夏の盛り。初めは白桃やネクタリンが山盛りにつまれた市場も、夏の終わりには黄桃が並び、季節が移ろっていることを思ったりした。土の香りや青臭さの残る果物たちは、生き生きしていてほんっとうに、美味しい。

のぞいた先には大量におやつが!!全部量り売り!!思わず色々詰めて購入。可愛い楽しい。

マーケットで大量買いした後は重くて重くて…吸い寄せられるように市場近くの食堂 Churi へ。昔からある良いお店らしい。私は昼間っから…ジョージアが私をダメにさせ続ける…笑 ジョージア料理が手頃に味わえるので、地図も記録しておきます。

市場でお買い物した後は、駅の周囲のスタンドで、街の人に混じりながら、大きなシシャルマ(ケバブ)に齧り付くのも、円盤のようなパン・チーズたっぷりのハチャプリや豆がたっぷりのロビアニを食べ歩きするのも、良い。

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