The mestia to ushguli hike 7
最後の日の朝、朝食を食べているといつもやって来る白い犬がきた。瞼が垂れて目が半分ほどしか開いていないような表情のその子は、シロツメクサの上に寝転び、片足を私の足の甲に乗せすやすやと、穏やかな呼吸をしている。風が吹くと短い …
最後の日の朝、朝食を食べているといつもやって来る白い犬がきた。瞼が垂れて目が半分ほどしか開いていないような表情のその子は、シロツメクサの上に寝転び、片足を私の足の甲に乗せすやすやと、穏やかな呼吸をしている。風が吹くと短い …
朝、庭のテラスで朝食だった。朝から沢山の皿が置かれている。出来立ての小さなハチャプリ、手作りのマーブルケーキは素朴な味。海外のお菓子やケーキは私には甘すぎるのに、家庭の味は優しい。皆これくらいの味付けが好きなんだと、驚く …
次の日、のびのびとした快晴の朝だった。朝食まで時間がありそうなのでカメラを手にし周囲を散歩をする。ここの村も、もう今は使われていないような家や塔がいくつもある。こんな賑わいはきっと短い夏のひとときで、厳しく静かな暮らしな …
朝、窓の外は曇り空。少し寒い。昨日の夜はあんなにたらふく食べたのにちゃんとお腹が空いていた。今日は一番のロングハイクになる予定なので、朝食後にすぐに出発できるよう、早めに支度をする。ダイニングに顔を出すと朝食も夕食に引け …
次の日の朝、私は果物やおやつがあるので朝食を頼まなかったのに、お母さんがパンケーキとハチャプリを一切れ、それに牛乳をくれた。牛乳、美味しい。包めるものは紙に包み、お昼にさせてもらうことに。皆さんにお礼を言い、私はまだ金色 …
次の朝、日差しの強さと空気の冷たさが少しちぐはぐな朝。ぼんやりしながら、もっとここに居たいなと思った。本来は続けて3泊4日を歩くトレイルなのだけれど、その何もないことの贅沢にもう少し浸っていたいと思った。相談し、延泊させ …
窓から差し込む光で、眠りから目を醒ました。 昨日は地方都市ズグディディ(Zugdidi)から午前10時にマルシュルートカ(ワゴン車の公共交通機関)に乗り込んだのに、真夏の日差しで焼けるような車内で5時間以上も待ち(乗客が …
コーカサスの夏は 花の、甘いにおいがした。