I’m in Armenia.
アルメニア、東と西の間。文化が交差する街で、暮らす人々を眺めた夏のこと。
アルメニア、東と西の間。文化が交差する街で、暮らす人々を眺めた夏のこと。
すっかり春だ。 なのにここの記事はやっと、昨年の夏の盛り頃に滞在していたアルメニアに辿り着いたり、いや、まだ春の頃のイロイロのことを書いていたりと順序がバラバラ、私の脳内のように散乱している。でもどうにかあの時々の記憶を …
熱帯の夏、一度しか雨に降られなかった。毎朝、地平線から太陽が、溶けた吹きガラスのような光を放ち空へと昇ることを楽しみにしていた。大地を焼くように照りつける熱帯の地で、汗をかきながら、それでも見上げると空の入道雲の連なりに …
暮らすようにそこにいること、当てもなく街を歩き、ふとやってくる光を捕まえる。特別なことはない、そういう瞬間の積み重ね。セピア色に焦げた熱帯の夏、街の記録、確かにそこに居たことの。 スペイン領時代とアメリカ領時代を経てきた …
トルコ・トラブゾンは猫の街。 この街の穏やかさは 何か言葉にするよりも、 猫たち姿が、物語ってくれていたので。
イスタンブール、ある夏の午後。 街を歩けば、海からの透明な風が吹く。
コーカサスの夏は 花の、甘いにおいがした。