On earth with you.
ここは、旅の記録です。 #Photos では写真をメインにまとめています。写真集をめくるような気持ちで、どうぞ。
ここは、旅の記録です。 #Photos では写真をメインにまとめています。写真集をめくるような気持ちで、どうぞ。
初めの日、大自然の中にある山岳地帯メスティアから首都トビリシへと降りてきたあの日は、埃と下水と香水の混ざったカオスな街の匂いに辟易としていたのに。気づくと居心地の良さに2週間以上、何をするでもなくただここで過ごした。背は …
首都トビリシの隣にある古都ムツヘタへ訪れた。ムツヘタの手前のショッピングモールまでバスで、そこからヤンデックスで配車し山の上にあるジュワリ教会に向かう。ムツヘタはジョージアにキリスト教が布教した4世紀からの古都。その古都 …
その風土からなるものを知ることの楽しみに、味わうことがある。レッスンで、現地の料理やこの土地に自生するトロピカルフルーツのあれこれを質問し興味津々な私に、「木曜日はマーケットデーだよ!」と先生たちが教えてくれる。授業の開 …
この街に魅了された理由の一つに教会がある。スペイン時代とアメリカ時代を過ごしてきたイロイロの街には立派なカトリック教会がたくさんあった。世界を見渡し、ここで過ごしていなければ決して訪れることはないだろう教会群。それでも、 …
熱帯の夏、一度しか雨に降られなかった。毎朝、地平線から太陽が、溶けた吹きガラスのような光を放ち空へと昇ることを楽しみにしていた。大地を焼くように照りつける熱帯の地で、汗をかきながら、それでも見上げると空の入道雲の連なりに …
Iloilo CityのあるPanay島には、アジアベストビーチと称されるボラカイ島がある。 正直、ビーチリゾートというのはあんまり興味がない。そもそもあの潮風と、焼けた肌がヒリヒリと痛むこと、気だるい夏の午後があまり好 …
暮らすようにそこにいること、当てもなく街を歩き、ふとやってくる光を捕まえる。特別なことはない、そういう瞬間の積み重ね。セピア色に焦げた熱帯の夏、街の記録、確かにそこに居たことの。 スペイン領時代とアメリカ領時代を経てきた …
唐突にフィリピンのことを書き始めたのは、Iloiloの空港に降り立ってからちょうど一年が経つから。写真を見返すと、色々な気持ちがぐるぐると思い返される。Manilaの街のコントラストに喰らってしまい落ち込んでいる飛行機の …
人生をかけ続けていきたいことは、なんだろう。長い時間をかけないと得られないもの。 ライフワークの一つに、美術史を理解するということがある。その風土からなるものを自分の目で見て、感じて、確かめたい。それがただ覚えるのとは異 …
トビリシの大通りにはいくつかの荘厳なミュージアムが並んでいる。見かけばかりが荘厳な美術館などと違い、内部も整備され、機能していた。ジョージア国立美術館は5階建ての吹き抜けで、ガラス張りのエレベーターで移動するモダンな建物 …