Trabzon 1 黒海の街

トラブゾンの街に着いたのは朝8:00ごろ、バスを出た時にむわぁっとした湿度が肌にまとわりついて、うだーーとする。今まであんなにさらりとした爽やかな街にいたのに、ここは黒海からの海風なのか高温多湿で気持ち悪い…重たいザックを背負い、朝から疲れてホテルに到着すると、熱々の濃いチャイを出してくれ、カフェインで目が覚める。そして、こんなに早い時刻なのにお部屋に通してくれた。助かった…イスタンブールやカッパドキアの観光地ではないトラブゾン。もう少し外れると森林リゾート地帯や有名な湿地帯などあるものの、観光客慣れしていないような温かさがここでは、ありがたかった。

シャワーを浴びるとすっかり気分も回復し、街を歩いてみることにした。トラブゾンの街を歩くと、トルコの本来の生活する姿が見えてくるように思えた。商店街には、オリーブ屋さん、蜂蜜屋さん、八百屋さん、工具屋さん、スーパーもあるけれど商店が機能している生活だった。

八百屋さんに綺麗な果物が積み上がっていてつい買いたくなって色々買った。全部量り売りで、一つの袋に入れてくれる。おじさんはトルコ語とジェスチャーで「トルコと日本は仲良しさ」(完全私訳)って言ってくれた。お野菜も色々買えたので良かった〜!実はトルコ、食料自給率が100%を超える農業大国。土地が広大なのもあると思うけれど、ちょっとくらい傷んでいたてフレッシュジュースにしたり、ちょっと安くで売ったり(元々かなり安いけど)して、八百屋さんが点在し、果物やお野菜が充実しているのは嬉しい。

スタンドで買ったり、自分で作ってのんびりと気ままに食べる方が楽しくて、あまりレストランに行ってなかったし、ここでは海辺のレストランへ行ってみることに。レモンを絞っていただく豆のスープとエビの煮込みを頼んだのだけれど、トマトと唐辛子のエズメサラダ(サルサのような感じ)や小麦のピラフ、ピクルス、パン、最後にはデザートにバクラヴァまで出てきて、随分リッチな昼食に。バクラヴァは中東域の定番のおやつで、ピスタチオやアーモンドなどのナッツを挟んだパイ生地に、蜜をたっぷりとかけて、ジュワジュワとした食感のもの。ナッツたっぷりな見た目は惹かれるけれど、海外の甘さ苦手で、蜜のたっぷり染み込んだバクラヴァはちょっと、怖くて笑 手をつけられていなかったから、ちょうどふたつ、お試しに。甘いけれど、うん、ナッツが効いていて美味しい。チャイにぴったり。

窓の外には黒海が広がり、生ぬるい風が吹く。ここにきて初めて紫陽花を見かける。この多湿な風土は日本と似ているのかもしれない。

お腹がはち切れそうになって、ちょっと消化も兼ねて、もう少し街を歩いてみようと思う。と、黒海の海岸へ行ってみると不思議な石が沢山!暑い雲の覆う日だったし、横には家族が一組いるくらい、私はその少し先で、夢中になって石探し。我ながら後から思い返して文章にしてみると、変な人感否めない?笑 でも、本当に不思議ないし、綺麗な石がごろごろと落ちていて楽しかった。でも、黒海は確かに、黒い…なんだか海なのに、癒されるという雰囲気はなかった。

お腹がはち切れそうになって、ちょっと消化も兼ねて、もう少し街を歩いてみようと思う。と、黒海の海岸へ行ってみると不思議な石が沢山!暑い雲の覆う日だったし、横には家族が一組いるくらい、私はその少し先で、夢中になって石探し。我ながら後から思い返して文章にしてみると、変な人感否めない?笑 でも、本当に不思議ないし、綺麗な石がごろごろと落ちていて楽しかった。でも、黒海は確かに、黒い…なんだか海なのに、癒されるという雰囲気はなかった。

そこから遠くないアヤソフィアまで行ってみることに。イスタンブールのあるあの大きなモスクアヤソフィアの分家だということで、キリストのモザイクタイルがまだ綺麗に残されたモスクだった。とにかくそのモザイクが圧巻で、小宇宙の下で、しばらく身を委ねる。

結局、疲れていてはずなのに、随分歩いた。今までいたトルコの世界とはまた全く異なる街だけれど、陸続きにつながるこの世界の変化を感じることができるのは面白い。