なぜか、旅運が良いみたいだ。普段生活する中では感じようもない部分、旅先になると妙に頭が冴える。トビリシでも不思議なことがたくさんあった。
偶然に知り合ったご縁で、トビリシおすすめの美味しいヒンカリ屋さん(Klie’s Khinkali)へ連れて行ってもらった。ヒンカリにも2種類あるようで、香草を入れず小さな肉まんのような形をした肉だけの山ヒンカリと、香草などを入れて袋状に包んだ街ヒンカリがある。私の大好きなマッシュルームヒンカリと、アーバンヒンカリ(街ね)を頼んだ。ここのヒンカリはもちもちと言うよりもきめの細かで艶々とした食感、品のいいヒンカリだった。さすが、とっても美味しい。


トビリシもすぐ裏手には小高い山があって登山ができると言うので、ヒンカリでお腹も満たされたところでハイキングをすることに。一人では決して見つけられないような鬱蒼とした山道だけれど、乾燥した山肌ならではの野草花に囲まれるのは、面白い。


山道では時々トビリシっ子達にもすれ違う。結構な急坂でも柵一つない笑 日本じゃありえないだろうなぁと思いつつ、山肌の地肌を感じながら歩けるのは楽しい。隣国アルメニアは鉱物の国らしいけれど、首都トビリシでも鉱山のような大地を感じることができるのは面白い。


トビリシの電波塔まで登ってくると、その眺めに驚く結構大きな街で、周囲には高い山はないため、霞む先の先まで大地が見渡せる。なんて、責めいるに容易な土地か…その風土が生んだ東西南北混沌の歴史が、エキゾチックな文化を成しているんだなと改めて納得する。


7月のトビリシでの山登り。大汗をかいて登ってきたところにある屋外の小さなレストランで飲むビールは最高だった。こっちではケバブというとミンチした肉を銀の串に刺して炭焼した焼き肉のようなものとオニオンとパクチーをトルティーヤでくるくると巻いたシンプルなもの。お好みでソースをつけて食べるらしく、定番のツケマリ(梅のソース)を頼んでもらった。酸味があり、肉の油やパクチーとよく会う、美味しい!ジョージア料理はハーブがふんだんに使われるので、様々な香りを楽しめて楽しい。


お肉といえば炭火で焼いてくれる。シンプルでジューシー。

そんなこんなで次第に陽も傾き、私たちもバスに乗って街へ降り、ひっそりと半地下になっているバーへ。 UNDERGROUND 笑 一人じゃ決して行かないだろうところへ連れて行ってもらえるのは、予定のない旅の醍醐味。ライ麦を発酵させた爽やかなソーダ・クワス (Kvas)も挑戦。伝統的なロシアの夏の風物詩のようで、公園にタンクで売りに来ていた飲み物はこれだったのかと、納得。黒ビールよりも爽やかで、美味しい。自分なかなか挑戦できないけど、またひとつその風土に触れられたようで嬉しかった夜。

