Tbilisi5 馬というシンボル

トビリシの大通りにはいくつかの荘厳なミュージアムが並んでいる。見かけばかりが荘厳な美術館などと違い、内部も整備され、機能していた。ジョージア国立美術館は5階建ての吹き抜けで、ガラス張りのエレベーターで移動するモダンな建物だった。個人的な嗜好として象徴的な作品に惹かれることも要因だけれど、ジョージアの近代作品は象徴的な作品が多く、風景や人を描いているようで、表れているのは精神のように見え、面白い作品にたくさん出会えた。

作家の作品ごとに部屋が分かれているので、一人の作家の作品を見比べることができる。生涯、一貫した作風で描き続けた作家もいれば、一人の人間の中にある多面が表れた作家もいる。自分を解放するために、喜びを放つために、描くことの目的はそれぞれだけれど、その内を垣間見ることができた時に、人という生き物を愛おしく思い、心震えた。

ジョージアファインアートミュージアムの記録はこっちに、まとめ。

印象的だったのは、馬というモチーフを描く画家が多いこと。日本の作品ではこんなに馬のモチーフを見ない。未だに馬に跨ぎ山を歩く姿の見られるジョージア、たとえ首都トビリシで過ごしていてもその絵を見れば、いかに馬と共に暮らしていることが分かる。そしてまたその馬というモチーフが、多くの人々の捉えたい、描きたい存在であるということが不思議だった。

美術館で出会った馬のまとめ、覚書。