すっかり春だ。
なのにここの記事はやっと、昨年の夏の盛り頃に滞在していたアルメニアに辿り着いたり、いや、まだ春の頃のイロイロのことを書いていたりと順序がバラバラ、私の脳内のように散乱している。でもどうにかあの時々の記憶をここに留めておきたくて、書くことで全身を当時の自分にタイムリープする。あの時の色、光、匂い、震え、様々なものを思い出し、その立体感に包まれ、喜びで満たされている。
で、今。今もまだ旅と暮らしの間にいる。その冬のことをちゃんとここに留めていたい。さらに散乱するんだけど。
あるひと冬、豪雪地帯の森のなかで暮らしたことの、記録。

寒さの中でしか出会えない、優しい時間があった。























